ミャンマーでヤンマーカップ(ミャンマー代表 vs セレッソ大阪)

ミャンマー in Japan, ヤンゴン

ナガの旅は休んで、今日はサッカーの話題だ。昨日の28日、ミャンマー代表対セレッソ大阪の試合を見に行った。Yanmar Cup と銘打ったこの試合の正式名称は、

「日本ミャンマー外交関係樹立60周年記念日本財団チャリティマッチ ヤンマーカップ ミャンマー代表VSセレッソ大阪」

長い! それにしても、ミャンマーでヤンマーカップは舌を噛みそうだ。

MYANMAR NATIONAL TEAM vs CEREZO OSAKA YANMAR CUP と書かれたチケット
MYANMAR NATIONAL TEAM vs CEREZO OSAKA YANMAR CUP と書かれたチケット

友人の車でスタジアムに着いたのは開始時間の17時ちょうどくらい。スタジアムの中に入った時にはもう試合が始まっていた。我々が座ったのは正面スタンドの向かい側の席だ。正面スタンドは7割程度の入りでけっこう人がいた。ゴール側スタンドは誰もいない。我々のスタンドは3割くらいの入りだ。空はどんよりとして、雨が降りそうな気配。雨季の時期は夕方が一番降りやすい時間帯なので、傘も忘れずに持ってきた。その代わり、財布を忘れてきたけど。ちなみに、このトゥワナスタジアムは1987年に日本の無償資金協力によってできた競技場だ。

正面スタンドには日本からのサッカーツアー客の団体もいる。
正面スタンドには日本からのサッカーツアー客の団体もいる。

試合はセレッソ大阪が押している。7割近くはセレッソボールだ。それでも両チームとも点はなかなか入らない。一度、セレッソがミャンマーのゴールを割ったが、主審がピッピーと笛をならした。よく分からないが、反則があったようでノーゴールだった。ミャンマー人は大喜びだった。そのうち、空の様子がおかしくなってきた。黒い雲が押し寄せてきたのだ。風も急に強くなり、パラパラと雨が落ちてきたと思ったら、すぐに本降りになった。屋根のない下の方の席にいた人たちが一斉に上に移動してきた。そして、あっという間に土砂降りになった。

土砂降りになり、観客が移動してきた。
土砂降りになり、観客が移動してきた。

土砂降りでもゲームは続いていた。そして、ハーフタイム。チアリーダーによるチアダンスが始まった。でも、正面スタンド前なので、残念ながらこちらからは遠くてよく見えない。チアリーダーも大阪から来たらしい。

土砂降りの中でも試合は続く。
土砂降りの中でも試合は続く。

後半が始まった。空が少しずつ暗くなってきたころ、セレッソ大阪に点が入った。意外や意外、こちらの席に座っているミャンマー人の一部から喜ぶ声援が聞こえた。親善試合だし親日的なミャンマー、和気あいあいとした雰囲気で、緊張感があまりない。

さっき土砂降りの雨が降ったばかりだが、西の空が赤くなってきた。そろそろ90分も近づいてきたようだ。まだ時間が残っているがミャンマ人の観客が帰り始めた。

試合も終わりに近づいてきた。
試合も終わりに近づいてきた。
西の空が色づいてきた。
西の空が色づいてきた。
スタジアムの後ろは紫色だった
スタジアムの後ろは紫色だった