• Myanmar Photo 16.12.2004

    ヤンゴン川の船着き場、200~300人は乗れる大きな渡し船の他に、十数人乗るといっぱいになるような小舟もある。大きな船は向こう岸のダラーの船着き場に着くのだが、小舟に乗ると向こう岸で何本かに分かれている支流へ入っていく。

    ある日、その小舟に乗って奥の村まで行った。遅くなったので帰ろうとするとヤンゴンまで戻る舟はもうないという。それではと、村人から聞いた方向を目指して一人でてくてくと歩き出した。だが、すぐに道が分からなくなった。周りは人家もほとんどなく途方に暮れていると、二人連れの少女たちが向こうから歩いてきた。近くの村に帰るところだった。彼女たちに船着き場はどこかと尋ねると、あと30分くらいは歩くと答えた後、二人は相談を始めた。何事かと思っていたら、「私たちが送ってあげる」。

    二人は冗談を言い合いながらずんずんと進んでいく。私はおとなしくその後ろをついて行った。その頃私はビルマ語をほとんど話せなかったので、彼女たちとのコミュニケーションもすぐに続かなくなった。それでも、彼女たちは時々後ろの私を振り返り、キャッキャと笑う。何がおかしいのだろう。アホなおじさんだと笑っているのだろうか。それとも、箸が落ちてもおかしい年頃なのか。そんなこんなでダラーの船着き場が見えてきた。ここで彼女たちともお別れとなった。タッダー、タッダー(バイバイ)と言いながら何度も手を振る。しばらく歩いた後振り返ると夕日を浴びた二人が遠くでまだこちらを見ていた。きっと、アホなおじさんだったからまた迷子にならないか心配していたのに違いない。

    Posted by 後藤 修身 @ 03:35

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