• 選挙の集計結果が出てきた。上下両院と地方議会の全1154議席のうち以下の数字になった。

    USDP 883 Union Solidarity and Development Party(軍政側)
    NUP 63 National Unity Party (ネウィン時代の社会主義政党)
    NDF 16 National Democratic Force(NLDから分派)
    SNDP 57 han Nationalities Democratic Party(シャン族)
    RNDP 35 Rakhine Nationalities Development Party(ラカイン族)
    AMRD 16 All Mon Region Democracy Party(モン族)

    結果を見ると軍政の圧勝だが、日本でも報道されているようにかなり不正が行われたようだ。

    ということで、ヤンゴンの友人とSkypeでチャットしてみた。ミャンマー人男女で両方とも30代だ。

    私:選挙に行った?
    男:行かなかった。みんな騙された。
    私:選挙に行ったのはどれくらい?
    男:6割くらい
    私:今、おばさんの人気はどれくらい?  (注 おばさんとは、スーチーさんのこと)
    男:6割くらいかな
    私:昔よりだいぶ少なくなったな
    男:年をとってきたことと、今までは何もできなかったから
    私:4割の人はあきらめた人?
    男:何も起きないからあきらめた
    私:何も期待しない?
    男:そう
    私:おばさん以外に期待できる人は?

    男:いない

    次は女性

    私:選挙に行った?
    女:行きましたよ。
    私:NDF?
    女:もちろん。家族全員そうです。騙されると分かってましたが、入れないと後悔するので。
    私:その人は勝った?
    女:勝ちました。でも、NDF自体は負けました。選挙の前から分かっていた。
    私:USDPに入れた人はどれくらいいると思う?

    女:3割くらい。でも本気で入れた人は1割くらいでしょう。

    というチャットだった。

    Posted by 後藤 修身 @ 03:56

  • 4 Responses

    • 選挙日のヤンゴンにいたのですが、
      ・街中の市民有志による投票所
      ・投票用紙は候補者全員の名前があり、そのチェック欄に表示
      ・どの候補者宛ての投票も同じ箱に投入
      という様子を見る限り不正は感じられませんでした。

      チャットでの緬人男性の「騙された」とは何を指しているのでしょう?
      ID登録地でしか投票ができないと言われて出来なかったとか、民族・
      居住地域的な理由で投票を認められなかったとか、そういう事ですか?

      1週間程度の旅行者の視点ですから浅いのかもしれませんが、ヤンゴンや
      周辺都市の中産階級については、おばさん待望の雰囲気も、打倒軍政の
      雰囲気もほとんどありませんでしたけどねえ。

    • t-yamaさん、選挙のときに行かれてたんですか。

      「騙された」というのは、選挙結果の操作のことです。今回、NLDから分派したNDFが160名ほどの候補を出してそのうち当選したのが16名だというのは、NLDがボイコットしたということを差し引いても少なすぎますよね。はっきりと操作したという証拠があるわけではないですが、選挙結果が操作されたというのはミャンマー人の多くの人が感じているようです。選挙前から不正なものになるだろうと一般国民や海外から見られていた今回の選挙です。軍政側が本当に正当な選挙だと言うのであれば国際選挙監視団の受け入れなどもすべきだったと思います。

      ただ不正な選挙だったとしても、自由選挙自体全くやっていない周辺の中国やベトナムやラオスなどの共産国家よりは民主的だと思います。

    • すっかり遅レスになりすみません。
      選挙前日にヤンゴン入りし、途中のモーラミャインを含め僅か7日の滞在でしたが、現地におりました。
      選挙当日はヤンゴン市内を歩き回ったのですが、1~2ブロックに1つくらいの感じで地元ボランティア運営の投票所があり、そこに市民が集まって前コメントのような投票風景が展開していました。町内会の催し並みに和気藹々な感じでした。

      滞在中の夜から翌日の3時くらいまで飲む日が続き、その間に現地の方と取り留めのない話をさせて頂いたのですが、100%握っていたものの一部でも軍部が手放した事に肯定的な意見が多かったです。皆民間の商店主等の所謂中産階級層です。
      かえって2晩だけ酒席を共にした現地の佐官氏が、「今回の選挙、貴方から見て外人の眼で見てどう思う?結構ダーティだと思いますよね?」と不安げに聞いてくるので、「今はこれが精一杯でしょ、一気にやると権力者間闘争起こりそうですし、努力してるのは分りますよ」と答えたらかなり安堵の様子だったのが印象的でした。

      緬政府が在各国大使館と各国駐在メディアにシャンとモンとネピドーに視察ツアーをアテンドして日本は参加したものの欧米各国は招待を断ったと聞いております。
      その上で当該国のメディアが、選挙に不正云々言っている様子を見ていると、いちゃもんをつけているようにしか見えないですね。特に英国はどのツラを下げて口を出しているのか神経を疑うレベルです。

      たかだか10数年前まではミャンマーの軍人は赤貧の中、国の為にと職務を遂行する職種でしたので、現状の利権の宝庫な状況に目が眩んでいる方もおられるのは事実ですが、そもそもその覚悟あって就いた立場なので高潔な方は相当数いますよ。

    • t-yamaさん、コメントをありがとうございます。

      返事がちょっと長くなったので、コメントじゃなく新しい記事としてアップしました。

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