• ナガの旅の間がずいぶんと空いてしまった。後藤はそのままジャパン・ナガとして村に留まり日本には帰らなかった・・・というわけではない。ただ私がなまけものだっただけだ。ということで、ひさしぶりのナガの旅を再開します。

    トラックは村で唯一のゲストハウスの前で止まった。5年前に初めて訪れたときには宿などどこにもなく、学校の先生たちの寮(といっても普通の民家)に泊まった。すき間風が冷たかったのを覚えている。それが今ではゲストハウスがある。部屋数は少ないが前日のホマリンの宿よりこざっぱりして気持ちがよい。足の具合はというと、最悪であった。ガンガン痛むし腫れで靴もはけなくなってきた。閒くと、村にはクリニックがあるという。ただ、先生はヤンゴンに出張中でサヤマーしかいないらしい。


    サヤマー? 急にうれしくなってしまった。ビルマ語でサヤマーというのは「女先生」という意味で、学校の女教師や病院の女医さんなどがサヤマーである。この言葉を聞くと条件反射でデレデレしてしまうのが私の弱点であるが・・・。今回のサヤマーは看護婦さんであった。ゲストハウスまでやってきたのはまだ若いマグリ・ナガの看護婦さんだ。
    「痛い?」
    と腫れた足の甲あたりをそっと触った。
    「うぐっっっ」
    本当は大声を出したかったが、やせ我慢である。その看護婦さん、薬の類はほとんど持ってきていない。ここでは薬が貴重品だという。そこで出てきたのが真新しい救急箱。実は、ナガの村への贈り物としてヤンゴンで3箱買ってきたのだ。ナガの人たちのために買ってきたのが自分が最初に使うことになった。なんとも情けないことだが、背に腹は代えられない。軟膏を塗り、包帯でぐるぐる巻きにしてもらった。
    「足は動かさないように。明日は休みなさい」
    との命令を下された。10日間しか予定のないトレッキングで1日少なくなるのは痛いし、同行のD先生に申し訳ない。でも足も痛い。情けないかぎりであるが、翌日は丸一日レイシで休みとなった。

    Posted by 後藤 修身 @ 03:23

  • 4 Responses

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    • 太郎 Says:

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      後藤さん、本当に看護婦さんに休めと言われたんですか?
      勝手にそう聞こえた気がしたんじゃないの(笑)

    • ごとう Says:

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      なにをおっしゃいますか太郎さん。
      私は看護婦さんには従順です。

    • D Says:

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      もし、あの按摩のおじさんが「明日も揉んでやるから、1日休め」と言ったのなら、先生はきっと休まず、駆け足でレーシー出発したと確信しますね。

    • ごとう Says:

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      その恐怖の按摩のおじさん、「その4」で出てきます。今思い出しただけで脂汗が出てきます。

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