• IT 2005.03.21 5 Comments

    ひさしぶりの更新になってしまったが、ブログはまだ続きます。

    私が知らなかっただけかもしれないが、感激もののソフトを見つけた。World Wind というアメリカのNASAがフリーで出している地球儀ソフトだ。NASAのことだから、普通の地球儀ではない。衛星写真をふんだんに使ったものだ。日本語の紹介ページもは、こちらここにも日本語での解説ページがある。どうです、すごいでしょう。こういった世界中の地域の画像を見ることができる。ミャンマー関係ということで、ヤンゴンとチン州のミンダ、ビクトリア山、カンペレ付近の画像を載せた。ヤンゴンは上部にインヤ湖、中央右にカンドージ湖、その左にはピンク色でシュエダゴンパゴダも見える。また、このソフトのすごいところは、3Dの鳥瞰図で表示することができることだ。チン州の画像は、東から見た鳥瞰図で、中央右側に Mindat があり、その左側の一番高い山がビクトリア山だ。その手前には、カンペレの町(Kanpellet)が見える。この画像では高さを3倍にしてデフォルメしている。また、地名表記もオンにしている。地名は正しいかどうかは検証してないが、めちゃくちゃ詳しい。

    このように地図としても素晴らしいソフトだが、PCにはあまりやさしくない。CPUはなぜかずっと100%近くの負荷がかかるし、ずっと見ているとメモリーもどんどん消費する。また、キャッシュも2Gまで消費するというから、ちょっと前のPCだときついかもしれない。それに、相性もあるようで、私のところにある2台のPCのうち1台は操作途中でフリーズすることが多い。それと、ズームアップすると詳細画像になるのだが、その画像はNASAのサイトから逐次ダウンロードするようになっている。ADSLでもちょっと遅く感じるのだから、ダイヤルアップ回線だと非常に時間がかかるだろう。といった部分もあるが、使っていると、そんなことはどうでもいいと思えるくらい素晴らしいソフトだ。

    部屋の明かりを消し、表示をフルスクリーンにしてみた。暗闇に浮かぶ地球。それをマウスでぐりぐり回す。美しさにうっとりする。アポロで地球に帰還する宇宙飛行士はこれくらいの大きさの地球を目にしたのだろう。ホイールでズームアップすると地表が近づく。スペースシャトルで地球を回る宇宙飛行士は見たらこれくらいだろうか。ヒマラヤが、バイカル湖が、南極が、名も知らぬ島々がため息と共に通り過ぎていく。

  • 2005.03.11 10 Comments

    ついにイモ虫を食べた。
    昨日、シャン料理の店「ノンインレー」に行ってきたのだが、メニューにあったイモ虫を頼んでしまったのだ。今まで何度か目の前にしたのだが、臆病者の私は勇気をふるうことができなかった。出てきたのはイモ虫の素揚げ。長さ2~3センチあまり、先端の顔のあたりだけぽつっと茶色っぽくてあとは白っぽい。体は5段腹のようになっているが、比較的スマート。思い切って手を伸ばして口に放り込む。そのまま噛むと、「さくっ」と「ふんわか」の中間のような頼りない食感。中は完全に水分が飛んで乾燥している。お菓子の「カール」をこれくらいの大きさにしたら似たような食感になりそうだ。味もそういや似ている。フライドポテトよりも味は濃い。ビールのつまみにぴったりだと、ミャンマービールを飲みながらうなずく。一匹ずつつまんで口に入れていると、「まとめて食べるんだよ」と店の人。でも、イモ虫初心者の私にはまだ一匹ずつが精一杯だ。それでも不思議なことに、全然怖くも気持ち悪くもなくなった。人の感覚などあてにならないものだ、数分で変わってしまうのだから。

    写真は、昨日食べたものではなく、以前友人がおみやげで買ってきたもの。結局写真を撮っただけで後は他の友人の腹に入ったイモ虫だ。昨日のイモ虫もほぼ同じ姿をしていた。

  • バガンから船でエーヤーワディ川を遡り、対岸のパコグーの町に渡る。そこから北へバスで約2時間、パカンジーという村がある。ここは、乾燥地帯のミャンマー中央部でも最も乾燥している地域だ。ここには日本のNGO団体、オイスカの農業研修所もある。また、バガン王朝時代、ここにも城があったという。どおりで遺跡がいくつか残っているわけだ。

    暑期4月にここを訪れた。聞きしにまさる暑さだった。日中は45度を超す。そよ風は熱風、さわる全てのものが熱い。というわけで、活動時間は自然と早朝になる。この時だけは気温が体温よりも下がる。村へ散歩に出かけた。牛車、山羊の隊列、水瓶を頭に載せた女たち、暑くなる前に働いていた。そんな村で少年二人と出会った。彼らが、こっちこっちと手招きする。ついて行くと、そこには巨木がそそり立っていた。その太い幹はしわだらけだ。大きなしわの奥にはぽっかりと穴があいていた。その穴に手を入れて、何やら取り出す。小さな手から、ビンのフタや何かのポリ袋などのガラクタがはみ出ている。それを私に見せたかったらしく、さも自慢げに差し出した。そう、それは彼らの宝物だった。

    同じだった。私も子供の頃、ビー玉やら貝殻やら何かの電子部品やらを集めて隠していた。ガラクタがそのときは輝いていた。いやガラクタではない、それらはいわれのあるれっきとした宝物だった。しかし、その宝物も時間と共に輝きを失い、ただのガラクタへと変わってしまった。それがいつだったか今となっては思い出せない。

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