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  インターネットサービス情報  

 

メールが安くなりました
2000年5月17日記

民間プロバイダは閉鎖されたままですが、政府系プロバイダが非常に安くなりました。それにしたがい、メールシステムがほぼ一本化したようです。

今年の2月あたりからぼつぼつ許可が下りるようになったこのメールシステムは以前と違い、完全なインターネットメールです。初期費用200ドル、年間固定費用60ドル、デポジット30ドル、アクセス費3ドル/時間 です。以前とは比較にならないほど安くなっています。また、以前の民間プロバイダよりも安いです。Myanmar Times 5月1日記事よると、ミャンマー全体で1000ユーザーほど加入しているそうです。

このメールでは英語以外も使えます。もちろん日本語も。また、添付ファイルもOKです。1MB程度の添付ファイルのやりとりをやったことがありますが問題ありません。以前の民間メールは1,2時間毎にプロバイダがインターネット回線に接続してメールを流してましたが、現在のものはプロバイダとインターネット回線が常時接続されていますので、メール先の相手が接続していれば、すぐに届きます。まあ、これが普通のメールなんですけど。

このメールシステムは一般個人でも申請できます。実際に許可されるかどうかは未確認ですが。

なお、メールアドレスは、
ユーザ名@mptmail.net.mm
になっています。これと違うメールアドレスは以前のアドレスなので、そこに出しても宛先不明になってしまいます。新しいアドレスを聞いてください。というのも、ミャンマーへメールを出したけど届かないという話を時々聞くからです。ほとんどの場合、知らないで古いメールアドレスに出しています。

次に、インターネット接続(ホームページ閲覧)ですが、政府機関内ではもう見ることができます。また、5月14日に入った信憑性の高い情報では、コンピュータ関係の民間会社11社にインターネット接続の許可が下りたそうです。


政府系プロバイダの新メールシステム開始
2000年2月3日記

民間のEmailサービス会社 Eagle-IT と NETMAIL は現在も停止中です。現在、政府系プロバイダだけ稼動中です。その政府系プロバイダのシステムが変更になりました。

従来のシステムは、インターネットが普及する以前の古いパケット通信システムを使用していましたが、1月末から通常のインターネットシステムを使用するようになりました。それに伴い従来の加入者のメールアドレスも変更になっていますのでご注意ください。

この新システム移行に伴い、サービスが2種類になりました。
ひとつは従来と同じように初期加入料3000ドルを払い個別のメールアドレスを使用するものです。日本語や添付ファイルも使えるのではという話もありますが、詳細は不明です。

もうひとつは、最初に100ドルプラス3000チャットをデポジットとして払い、共通メールアドレスを使うというものです。使用料金は1メールにつき1ドル。ヤンゴンの電報電話局へテキストデータをフロッピーで持っていき、そこから送ってもらいます。容量は10KB以内。メール受信の場合は、電報電話局から電話が来てそこまで取りに行きます。もらうのはデータではなく紙にプリントアウトされたものです。メールアドレスは全て共通で mptmail@mpt.net.mm になりますが、em**** というID番号をもらいますので、それをメールのタイトルのところへ書いて誰のメールかを識別しています。

いやはや、すごいシステムですねえ。

WEBについては、一部の政府関係者だけは見られるようになりました。特定の場所にインターネット接続されたコンピュータがあり、業務上必要なときには申請を出して許可された者だけそれを使用するというようになっているそうです。

一般の人の接続についてはまだ不可能ですが、現在申請を受付中です。受付中といっても、料金、使用条件、開始日等は今のところ一切不明です。


メールサービス停止
1999年12月19日記

現在、民間のEmailサービス会社 Eagle-IT と NETMAIL が当局の命令により、運用停止中です。メールアドレスは、
@netmail.com.mm Eagle-IT
@datserco.com.mm NETMAIL
@mtpt400.stems.com 政府系会社
になっていて、@mtpt400.stems.comの政府系会社だけ現在使用できます。民間会社の2社はいつ回復するか不明です。


メールサービスについて
1998年11月12日記

情報鎖国のミャンマーですが、1997年からヤンゴンで Email だけは使えるようになっています。現在、政府系の会社と民間会社の2社がサービスをやっています。

政府系会社の場合、セットアップ料は$1500ですが、その他に指定されたルーターを購入しなければなりません。それが$1500。合計$3000にもなります。電話ラインは専用線です。初期投資が非常に高いのですが、国際回線のFaxを大量に利用する外資系会社の場合はこれでも安上だということで、一社で何回線も入れている商社もあるそうです。ただし、日本語は使えませんし、添付ファイルも無理です。

もう一つは民間の Eagle Group が作った、Data Service社です。1998年6月、この会社に説明を聞きに行きました。

97年から Email サービスをやっていて、現在140社(人)と契約しているそうです。ユーザーの電話回線はローカルの回線をそのまま利用します。ここの会社は常時インターネット回線網につないでいるわけではなく、一時間毎に国際回線に接続しユーザーのメールデータを送受信しているそうです。日本語も文字化けせずに送受信できます。

Full Personal サービスの料金例です。

セットアップ $200
データ量/月 300Kb
月料金 $80
超過データ料 $0.25

これでも高いのですが、異常に高い直通国際電話や政府系プロバイダーと比べるとかなり安いです。

ヤンゴンに住んでいる友人がここのサービスを利用しているのですが、私のところへも問題なく送受信できています。ただ、メールも当局がチェックしているという話があるので、政治的な話題は注意したほうがいいでしょう。こちらがだいじょうぶでも、相手に迷惑をかけますから。


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