• 宗教, 社会 2014/12/17

    昨日の夜、タクシーで友人の家に向かった。7時過ぎ、ヤンゴンの道路はいつものように渋滞して車はなかなか進まない。

    ヤンゴンはどこも渋滞

    ヤンゴンはどこも渋滞

    「日本の車のGPSは、混んでいる道路がわかかるんだって?」
    「そうみたい。リアルタイムでわかるから、どこを通れば早く着くかもわかかるよ」
    「そのGPS、ヤンゴンじゃ役に立たないね。全ての道が混んでるから」
    「はははははー」

    と、おしゃべり好きな運転手とビルマ語で会話が弾んだ。といっても、私の子どもビルマ語に根気強く運転手が付き合ってくれたからだ。次は日本人についての話題になった。

    「日本人は真面目でいい人たちなんで、オレは大好きだ」
    「いやいや、日本人でも悪い人はいっぱいいる。いい人はいい人、悪い人は悪い人、ミャンマー人と同じだよ」
    「そうだそうだ! 世界中どこの国も同じだ」

    と、運転手。当たり前の結論に妙に強く納得していた。そろそろ友人宅に近づいたが、また渋滞に引っかかった。

    「日本じゃキリスト教が多いのか?」
    「いや、仏教が多いよ。でも、ミャンマーの仏教とはだいぶ違う」
    「同じ仏教だろ。何が違うんだ?」
    「日本の僧侶は結婚もして、酒も飲むんだよ」
    「ありゃー、本当か?」

    車のダッシュボードには仏像が置かれていた。ミャンマーのタクシーではよく見かけるスタイルだ。しばらく、日本とミャンマーの仏教の違いで話が盛り上がった。

    「ミャンマーの仏教では男は一度は出家するんだよ」
    「カーサヤー(運転手)は最初に出家したのはいつ?」
    「いや、出家したことはない。実はオレ、ムスリムなんだ」
    「えええええー、その仏像は?」
    「ははは、普通のことだよ」

    ちょうど、車は友人宅前に着いた。もっと話を聞きたかったが、運賃を払ったら車はそのまま去っていった。お金を支払った時にちらりと見た顔は、インド系というよりビルマ系の顔だった。

    仏像を飾るムスリム、ミャンマーだけかもしれない。

    注)2013年、ミャンマーで反イスラム暴動が各地で起きた。その後、イスラム排斥運動も盛んになり、ムスリムが経営する店やタクシーを拒否する仏教徒が増えた。今回の運転手も仕事のため仕方なく仏像を飾ったのだろう。

    Posted by 後藤 修身 @ 20:12

  • One Response

    • こんばんは。元気なようですね。猪狩がミャンマーに行くと言っていました。早目に知っていれば一緒に行ったかも。今年も正月はフィリピンです。磯田を覚えていますか?ゴンに連絡を取りたいと電話がありました。3月頃にヤンゴンに行くつもりだそうです。もし連絡があれば宜しく。

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