• ミャンマーレストランの紹介コーナー「ミャンマーレストランに行ってきた」に新しい店を追加した。カチン料理のミッチーナ、高田馬場いや日本では2店目のカチン料理店だ。料理もカチン度が高くてなかなかディープ、スタッフも気さくなお姉さんたちばかりなので、興味のある方はぜひ。

    ところで、ひさしぶりのブログになった。3ヶ月ぶりという、季刊誌みたいになってきた。まずは月刊誌くらいにしなければ。

  • 2月7日から横浜や東京であやつり人形劇が開かれる。公式サイトの紹介文を転載すると、

    http://www.puppet.or.jp/puppetArchives/entryarchive/new_2.html

    「ヨウッテー・ポエー」は、18~19世紀、王侯貴族から庶民まで、多くの人たちから熱狂的に愛された人形芝居です。来日する「マンダレー人形劇 場」は、1986年に当時人気の衰えていたこの人形芝居の活性化を目指して、優れた演技者、演奏家たちを迎えて設立されました。日本では2002年に全国 5都市で公演を行い、好評を博しました。その後、2007年にはアジアの人形劇ワークショップのために数名が来日、若手によるデモンストレーションが実現 しましたが、本格的な舞台は実に5年ぶり、待望の来日公演となります。

    十数本におよぶ糸でたくみに操られる、きらびやかな人形たち・・・。繊細でリズミカルな人形の動きに音楽が合わさり、さながら「人形オペ ラ」のような華麗な舞台が展開します。78才の長老ウー・パンエーを中心に国内外で活躍する演技者によってお届けします。日本ではなかなか目にすることの 出来ないミャンマーの伝統芸能を、この機会に是非ご覧ください。

    この「マンダレー人形劇 場」の人形劇は10年ほど前にマンダレーで見たことがある。生き生きとした人形の動きは見事だった。でも、言葉が分からないしストーリーもなじみがないので分からなかった。日本公演だと日本語による解説がつくのでそのあたりはだいじょうぶだ。

  • 11月7日に「20年目の軍事政権:いまミャンマーで何が起きているか」というセミナーがある。
    http://www.spf.org/newsevent/071017.html

    パネリストは、
    工藤年博 JETROアジア経済研究所 主任研究員
    伊野憲治 北九州市立大学大学院基盤教育センター 教授
    土佐桂子 東京外国語大学外国語学部 教授
    丸山市郎 外務省総合外交政策局 外交政策調整官

    という、非常にバランスの取れた人選で、議論も深まりそうだ。センセーショナリズムや表面的な面白さだけを狙ったマスコミの報道に辟易している方はぜひ見に行ってほしい。

    ところで、31日にパコグーで100人以上の僧侶によるデモが起こった。
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071031-00000217-yom-int
    パコグーというと、今回の大規模なデモの始まりとなった町である。

  • 先日、東京タワーに行ってきた。ミャンマー人とラオス人の若い女性二人の案内だ。案内といっても私も東img070529116_500.jpg京タワーにのぼるのは初めて、もう一人の同行者、若いミャンマー人のお兄ちゃんが以前のぼったことがあるので、実際はその彼の案内だったというほうがいい。東京タワーの後は秋葉原電気街、浅草、両国の東京江戸博物館と、なかなかの豪華東京ツアーでなかなか楽しかった。

    彼らと一緒にいてすぐに気がついたのが、大の記念写真好きだというにだ。私は無条件で彼女たちの専属カメラマンになっていたのだが、私のカメラだけでは物足りないようだ。「こっちでも撮って」と自分たちのデジカメを私に渡す。それに、時間さえあればお互いに写真を撮り合っていた。秋葉原でも、新しいデジカメを買っていた。まだ十分使えるデジカメをもっているのにだ。ミャンマー人が写真大好きだというのは以前から感じていたのだが、ラオス人も負けていなかった。ラオス人のTさんは得意技は、ピースサインである。そこらで見かける普通のサインではない。腰のあたりで手首をくいっと上げ、人差し指と中指でVサイン。目立ちたいけどちょっと恥ずかしいという気持がその格好には表現されている。彼女の解説によると、ラオス人は写真を撮るときにみんなこの格好でやるそうだ。私はラオスに行ったことはないので、その言葉を信じるしかなかった。でもこのスタイルは彼女独特のピースサインではないかと私は疑ったいる。それと、このピースサインのときに、「スータイ」と口にだすという。「がんばりましょう」という意味らしい。何をがんばるのか? きれいに撮られるのをがんばるのだろうか。世界はまだまだ奥が深い。

  • ということで、ミンガラネットワーク第2号です。第2号からは写真説明の文章を入れたので、ここでもそのまま転載します。

    マンダレー郊外のアマラプラにウーペイン橋がある。200年経つという木製の橋だが、今でも人々の生活に欠かせない。1.2kmを渡り終えて、帰りは渡し船に乗ってみた。船頭が汗をかきながらオールに力を入れるとギーッギーッと鳴る。そよ風が水面を伝えてくる。

    ミンガラネットワーク第2号
    1998年9月発行
  • ミンガラネットワークという会の会報ががある。
    ミンガラ教室(ミャンマー人のための日本語教室)とチェリー教室(日本人のためのビルマ語教室)の有志が中心となって作っている手作りの会報だ。1998年に第一号が出て、今度出る号で20号である。会の人たちが主に文章を書いていていて、日本語の記事はビルマ語に翻訳したり、逆にビルマ語の記事は日本語に翻訳していたりする。日本人とミャンマー人が同じ記事を読めるようにするためと、語学の勉強のためだ。なお、会報は高田馬場のミャンマーレストラン、『ミンガラバー』やミャンマー雑貨屋『ゴールデンイーグル』でも一般向けに売っている。

    チェリー教室の一期生(出来の悪い生徒でした)でもある私は、この会報の1号から表紙の写真を担当している。ということで、20号までの表紙写真を紹介するシリーズを始めたい。まずは1998年7月発行の第1号。これは水かけ祭りのときの写真で、夕方のマンダレーで撮ったものだ。昼間は情け容赦なく水をかけ合っているが、日暮れと共に踊りの時間がやってくる。

  • ミャンマー関係のフォーラムというと、歴史、文化、政治、経済などの文系の話題が多かったが、今回は理系の技術的な話題が中心で新鮮であった。参加者も初めて見る人が多かった。セミナーの内容を非常に簡単であるが、ざっとまとめてみた。

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    1.ミャンマー産こんにゃくの生態調査と成分分析
        室塚聡子氏
    ミャンマーに自生するこんにゃくの成分分析を行った。興味深い成分が検出された。日本のこんにゃくとの比較はこれから。

    2.ミャンマーの降水環境について
        赤石布美子氏
    ミャンマーの水の水質分析を行った。日本と比較すると、エーヤーワディ川やインレー湖などで、人間の生活活動が原因と思える有機汚染がかなり進んでいる。なお、大腸菌についてはペットボトルの水とホテルの水は検出されなかったが、その他では全て検出された。

    3.ミャンマーの織物/生糸について
        駒城素子氏
    ミャンマーの織物、主に生糸を調査。ピンウールィンの国営工場は日本の戦後賠償による機械をそのまま運用しているが、技術的、品質的にはかなり劣っている。インレー湖で織られている布の生糸は中国から輸入されているものであった。また、ハス繊維による織物は珍しいもので興味深い。

    4.ミャンマーの米を中心とした食生活
        畑江敬子氏
    ミャンマーの食生活を米を中心に調査。ヤンゴンの公務員を調査したところ、米食は全食事中84%、日本では半分強なのでかなり多い。他に、ミャンマーでの米の炊き方を説明。

    5.ミャンマーにおける作物遺伝資源の多様性
        筑波大学 山中慎介氏
    作物遺伝資源の重要性とミャンマーの作物について。参考例としてバナナが取り上げられたが、世界のバナナの多様性とミャンマー産バナナの多様性はほぼ同じようなものだった。ミャンマーでは植物の多様性が保たれていると思われる。また、これからはシードバンク方式よりも栽培地も含めた現地保全の方向性が求められる。

    6.最近の麻薬対策の動き
        厚生労働省医薬局監視指導・麻薬対策課 山本順二氏
    日本、世界での麻薬状況と、ミャンマーでの麻薬生産状況。世界ではアフガン産が約7割を占める。ミャンマーは最近減少傾向にある。2003年?は370トンで前年度と比較すると30%減であるが、最近、合成麻薬の生産が増えつつある。原料は中国から入ってくるのが最も多い。

    7.野生薬用植物の栽培指導について
        株式会社ツムラ 篠塚義広氏
    バモー近くのセイロンでの薬用植物の栽培状況の報告。多くの薬用植物をセイロン地区で栽培中で、2年間の栽培結果を調査した。柑橘類、オウレン、モッコウ、ハトムギ等が特に有望である。

    8.ミャンマーの蝶
        株式会社粕谷歯科商会 川村欣也氏
    短い期間であったので、詳しい調査はできなかったが、それでもミャンマーにおける蝶の多様性の一環が見えた。
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    非常に簡単なまとめですが、このような話を拝聴しました。化学式が出てきて頭をひねったり(数十年化学式とは縁がないという元理系の私です)ということもあったが、一般人にも分かるように話してくれた。全体の話の中でよく出てきた言葉で印象的だったのが、「多様性」という言葉だった。こちらでMSMPと呼ばれるこのプロジェクトを紹介しているので参考にしてください(ただ、このページの写真は違う写真が掲載されている)。

  • 今度、面白そうなフォーラムがあります。「お茶の水ミャンマーフォーラム実行委員会」というところが主催で、ミャンマーの麻薬生産地域で日本での利用需要がある薬用植物を栽培して麻薬依存経済を転換しようというプロジェクトです。面白そうなので私も行きます。時間のある方はぜひどうぞ。そうそう、あの高野氏も行くそうです

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    第4回お茶の水ミャンマーフォーラム
    日時:2005年2月18日金曜日 13:30-16:30
    場所:お茶の水女子大学 共通1号館304号室
    参加費:無料
    主催:お茶の水ミャンマーフォーラム実行委員会、NPO MSMPプロジェクト
    座長:佐竹元吉お茶の水女子大学生活環境研究センター教授
    問い合わせ:電話03-5978-5806 satake@cc.ocha.ac.jp

    講演内容(タイトルと講演者名のみ)
    フォーラムの要旨 佐竹元吉
    お茶の水女子大グループ
    13-40-14:40
    ミャンマー産こんにゃくの生態調査と成分分析 室塚聡子
    ミャンマーの降水環境について 赤石布美子
    ミャンマーの織物/生糸について 駒城素子
    ミャンマーの米を中心とした食生活 畑江敬子

    外部講演者
    15:00-16:20
    ミャンマーにおける作物遺伝資源の多様性 筑波大学 山中慎介
    最近の麻薬対策の動き 厚生労働省医薬局監視指導・麻薬対策課 山本順二
    野生薬用植物の栽培指導について 株式会社ツムラ 篠塚義広
    ミャンマーの蝶 株式会社粕谷歯科商会 川村欣也

    討論
    16:20-
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  • フォーラムは盛況であった。60名ほどの参加者でほぼ満席、元大使も3名来ているというのを見ても、今回のフォーラムは期待されていたようだ。

    まず、高野氏の登場。Tシャツにサンダルといつもの姿であるが、会場はほとんどネクタイ姿、このコントラストも面白い。講演内容は、『ビルマ・アヘン王国記』と『西南シルクロードは密林に消える』での体験が主であった。具体的なアヘン栽培の話が特に参加者の興味を引いた様子であった。やはり、現場で直接体験している者の言葉は強い。「柳生一族の話」では、「軍政とスーチーが一緒にやっていくのがいい」という下っ端MIの本音?を聞き出した話が紹介された。

    次は先日ミャンマーから戻ってきたばかりの桐生氏の現地最新報告。政変自体は政治的路線の違いから起こったのではなく、権力闘争のひとつであるという説明であった。改革派と強硬派との路線対立などではなかったので、民主化プロセスはこれまでと同じだろうという。現地では今回の政変を歓迎する声が少なくなかったという話が興味深かった。対外的には改革派の顔をしてていたキンニュンであるが、国内では怨嗟の声が多かったようだ。これは個人的感想だが、これはキンニュン自身の個性というよりも、単に情報部という職務に忠実なだけでなかったのではと思う。他にもいろいろと話があったが、間違って書くとまずいので、これ以上は割愛する。

  • 12月3日、MEMI(ミャンマー総合研究所)主催のミャンマーフォーラムが行われる。講師は作家の高野秀行氏と大阪産業大学教授の桐生稔氏である。今回は11月の政変から間もないフォーラムなので、期待できる。高野氏からは「柳生一族の話」や少数民族絡みの話が、桐生氏はミャンマー出張から帰ってきてすぐの報告である。平日の午後で有料だが、時間のある人はぜひ聞きにいってください。

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