ナガの旅 その10 ~ ポンニョン村へ(2)
心配した雨も降ることはなく、バイクは快調に走る。ちなみにバイクは4台とも中国製、日本のバイクは高くて買えないそうだ。
![こんな細い道も現れる](https://www.ayeyarwady.com/blog/wp-content/uploads/2014/07/gt_20140409_1049_0123-500x375.jpg)
![この崖から落ちるとやばい](https://www.ayeyarwady.com/blog/wp-content/uploads/2014/07/gt_20140409_1052_0593-500x333.jpg)
![竹橋](https://www.ayeyarwady.com/blog/wp-content/uploads/2014/07/gt_20140409_1214_0634-500x333.jpg)
ちょうど昼ごろ、サッパロー村に到着。この村は新しく移転してきた村なので、家も新しい。昨日のマッチャン村やサントン村より開けている感じだ。向こうの山の山腹に小さく元の村が見える。子どもたちの写真を撮っていると、こっちに来いと真新しい大きな家の人に呼ばれた。
![開けた場所にある、真新しいサッパロー村](https://www.ayeyarwady.com/blog/wp-content/uploads/2014/07/gt_20140409_1159_0617-500x333.jpg)
中には40~60才くらいの男たちが酒を飲んでいた。その中の40才前後の一人の男だけ雰囲気が違う。こざっぱりしてビルマ語も流暢だ。彼はここ一帯の軍の司令官だった。軍の基地はサッパロー村の先のソロ村にあるという。我々がポンニョン村へ向かうと言うと、帰りはぜひソロ村に泊まっていけと勧められた。
サッパロー村を後にしたバイク隊はそのソロ村に立ち寄った。大きな村だったがガランとしてほとんど人がいなかった。子どもたちをちょっと見かけるくらいだ。この村も農繁期で大人たちは焼き畑に働きに出ているようだ。
![ガランとしたソロ村](https://www.ayeyarwady.com/blog/wp-content/uploads/2014/07/gt_20140409_1248_0646-500x333.jpg)
ソロ村を出るとポンニョン村までもう少し。と、突然道がなくなった。真新しい土砂が上から降ってきて、それが道を塞いでいたのだ。上からはディーゼルエンジンの音。どうも、道路工事のようだ。この土砂を駆け上がり新しい道に出ることにした。バイク隊の青年たち、元気よく駆け上がる。それにしても、ラヘーからこんな山奥に入ってブルドーザーに出会うとは思ってもなかった。
![バイク道が行き止まり。頭上には工事中の新しい道。](https://www.ayeyarwady.com/blog/wp-content/uploads/2014/07/gt_20140409_1337_0698-500x333.jpg)
![土砂を勢いよく駆け上がるバイク隊](https://www.ayeyarwady.com/blog/wp-content/uploads/2014/07/gt_20140409_1336_0693-500x333.jpg)
道路工事の現場からしばらく走ると谷に降ると、たくさんの若者や子どもたちが働いていた。橋の建設現場だった。村に人がいなかった理由は農作業だけではなかったのだ。
![橋の工事に集まった村の若者や子どもたち](https://www.ayeyarwady.com/blog/wp-content/uploads/2014/07/gt_20140409_1346_0707-500x333.jpg)
その谷を渡り、まさに今できつつある道を駆け上がる。真新しい黄色いパワーショベル&ブルドーザーの脇を抜けてカーブを曲がるとポンニョン村が正面に見えてきた。
![黄色いショベルカー&ブルドーザの横を抜けると、ポンニョン村だ](https://www.ayeyarwady.com/blog/wp-content/uploads/2014/07/gt_20140409_1352_0710-500x333.jpg)
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