ニセ薬

ミャンマー絡み

またもやひさしぶりのブログです。
今日は、大紀元というサイトにあった記事から。
http://jp.epochtimes.com/jp/2007/02/html/d44671.html
この大紀元、中国共産党政府と激しく対立している法輪功が運営しているニュースサイトだ。一般には報道されない中国の国内の暴露記事が多いが、裏をとらずに書いてしまう飛ばし記事も多いので信憑性はいまひとつ。今回の記事のオリジナルはインターナショナル・ヘラルド・トリビューンなので、信頼性は高いと思われる。

インターナショナル・ヘラルド・トリビュー紙によると、東南アジアで最近、医薬品の抜き打ち検査の調査結果は、54%のマラリア治療薬が劣悪な偽医薬品であることが明らかになった。世界保健機関(WHO)は、世界でマラリアによって死亡した100万人の中に、20%の患者が真正の医薬品を摂取していれば、死亡は避けられたと発表している。その他に、偽の抗生物質から、結核治療薬、エイズ用治療薬、日本脳炎のワクチンまで1万種類以上の偽医薬品が年間最高20万人の死亡をもたらしたという。

 ラオスの首都ヴィエンチャンの熱帯医学センターで研究を行っているオクスフォード大学のポール・ニュートン医師は「偽医薬品製造者にとって、国際的に製造されているものがマラリアの治療薬であるアルテミシン(artemisinin)だ」として、同医師の研究チームが東南アジアで購入したマラリア治療薬の半分が偽医薬品であり、その内の12種類製品は中国桂林製薬廠の製造であると指摘した。また、ミャンマーの慈善機関が購入した10万錠の医薬品のすべてが偽物であることが分かったという。

すごい・・・・
10万錠全てが偽物!!
これだけ買えるのは外国のNGOなんだろうが、どこなんだろう。知っている人いますか?

 フェンニホー氏は、中国側が偽医薬品を厳しく取り締まる措置を取ったため、これまでに中国本土にあった偽医薬品製造工場は、北朝鮮、ミャンマーなど他のアジア国家へ移動したと指摘し、中央アジアも偽医薬品の製造地になっていると明らかにした。同氏は、偽医薬品は地方にとって1つの収入源になるため、一部の政府は偽医薬品製造工場を取り締まる力が不足しているか、または徹底的に行われていないため、偽医薬品および販売者が莫大な利益を獲得ができ、それにより大規模な生産が可能になるなどの原因を分析し、偽医薬品問題の解決は各方面の共同努力が不可欠だと強調した。

ミャンマーは被害者かと思っていたら、なんと工場がミャンマーへ。記事では地名までは書いていないが、やはりあそこであろうか? 中国人の支配下になってしまったような地域だから十分考えられる。

ところで、『観光旅行などでアジア諸国から日本を訪ねる人たちに薬が人気な…』という記事が最近出た。

  観光旅行などでアジア諸国から日本を訪ねる人たちに薬が人気なのだそうである。お土産の定番という。どうやら日本の薬は信用されているらしい。たぶん病院や医師不足といったお国の事情もあるのだろう。

「たぶん病院や医師不足といったお国の事情もあるのだろう」なんかではなく、大紀元の記事にあるようにニセ薬が多いからなんだろう。

今まで、「現地の病気は現地の薬が一番」と思い、ミャンマーでもインドでも中国でもそうしてきたし、他の人にも勧めてきた。でも甘かった。大事にならなかったのは運がよかっただけかも。みなさん、ミャンマーをはじめアジア諸国に行くときは薬は日本から持っていきましょう。