オリンピック

ミャンマー絡み, 中国

3ヶ月近くのごぶさたです。
はい、ちゃんと生きてました。

NHKが放送していた北京オリンピックの開会式の中継をながら族で見ていた。今回のオリンピックで一番興味があるのは本来のスポーツ以外の部分だ。これはみんなもそうだろう。ところがNHKのアナウンサーの口からはそういう問題がほとんど出てこない。まあ、開会式中継だからしょうがないのかと思っていたら、ミャンマー選手団が出てきた。10名前後(だったと思う)の少人数だ。
「今年はサイクロンの被害で・・・」
と、女性アナ。次に出てきたのが、
「軍事政権による弾圧が続くミャンマー・・・」
お~~、ミャンマーだけは政治問題を出すのか。北朝鮮選手団のときに核問題や拉致のことなど出てこなかったし、開会式全体を通して中国のチベット問題や人権、民主化問題は完全スルー(ながらだったから聞き逃した?)だった。

力と金をもっている子が悪さをしても見て見ぬふりだが、力も金もない子が同じ悪さをするといじめられる。子供の世界も国際関係もNHKも同じだ。と思ったが、違うかもしれない。台本を書いた記者は「軍事政権による弾圧」というのを政治問題として意識していなかった。ミャンマーという固有名詞に付く、単なる枕詞として無意識につけたとも考えられる。う~ん、こりゃけっこう深い問題かもしれない。