ヤンゴン家計簿3月28日 | ミャンマー語コース修了式と、、、

ビルマ語(ミャンマー語), ヤンゴン生活, 物価

今日はヤンゴン大学ミャンマー語コースの修了式、いつもより早く家を出たが・・・

 3月28日の家計簿(為替レート 1円=9.394チャット)

  1.  タクシー(ヤンゴン大学へ) 2,000Ks
  2. タクシー(ヤンゴン大学からMyanmar Japonへ) 2,500Ks
  3. タクシー(ハウスオブメモリーから帰宅) 2,000Ks
  4. 写真プリント (4×6インチ 14枚、8×12インチ1枚) 4,000Ks
  5. 電話カード 10,000Ks

 合計 20,500Ks(2,182円)

 今日はヤンゴン大学のミャンマー語コースの修了式の日だ。いつもより余裕をもって早く家を出た。1階のおばあちゃんが珍しく朝早くから店先に座っていると思ったら、呼び止められた。

「隣りの雑貨屋のおばあちゃん、亡くなったの」

 !!! 私の日本語の生徒Yさんのおばあちゃんではないか。それも、つい2週間ほど前にYさんの卒業式でおばあちゃんの写真も撮ったばっかりだった。周りに人も集まってきてあれこれと話しが続いた。私は大学があるので途中で話から抜けた。

ヤンゴン大学タウングー館
3ヶ月間授業が行われたヤンゴン大学タウングー館

 大学へ着くとセレモニーの用意ができていた。座って待っていると、

「ゴトーさん、今日生徒代表で挨拶して」

先生から指名されてしまった。えっ!?、もうすぐ式が始まるのに。前日に言ってほしかったが、しょうがない、これもミャンマーだ。Mya Nandar の歌詞を書いた紙にあーでもないこーでもないと、カタカナでビルマ語を書き始めた。

 今日の修了式、我々外国人生徒だけでなかった。いつも同じ時間に隣りの教室で勉強していたミャンマー人社会人コースの生徒たちもいた。彼らはビルマ語の文語と習うために来ていた。先に彼らの式が進んでいった。よかった、このちょっとの間、私は挨拶の文面を考える。

修了証書授与式
修了証書を一人ひとり手渡してくれた。

 ついに我々の式が始まった。一人ひとり修了証書をもらった後に挨拶に指名された。何とかまとめあげた紙を手に、壇上で簡単なビルマ語での挨拶を始めた。ちょっと間違ったほうが外国人らしくていいだろうと思うと、逆に気楽に話ができた。

みなさん、ミンガラバー。

私は外国人生徒の後藤といいます。ヤンゴン大学で初めてのミャンマー語外国人コースを終了することができて嬉しく思います。

このコースは去年の12月に始まりました。朝早くから始まるので、最初の2、3日はとても眠くて来るのが大変でした。でも、3日4日5日と進むに連れて、授業が楽しくなりました。先生方が一生懸命に教えてくれたからです。先生、ありがとうございました。

ヤンゴン大学でのこの授業は一生忘れることがないと思います。

みなさん、ありがとうございます。

挨拶なので社交辞令も入っているが、大学へ行くのが楽しかったのは本当だ。学校の良さは年をとったほうが分かるようだ。

モヒンガが振る舞われた
式の後、モヒンガが振る舞われた。

大学の後は写真の仕事があったので帰ったのは夕方だった。早速、Yさんの卒業式の写真を探した。あった。孫娘の卒業式で楽しそうなおばあちゃんの姿があった。その12日後に亡くなるなんて。人間、何が起こるかわからない。おばあちゃんが写っている写真データをメモリに入れ、近くの写真屋に向かった。本当に楽しそうに笑っているポートレート写真1枚はA4サイズに引き伸ばした。私が撮った写真がおばあちゃんの最後の写真だった。

 おばあちゃんの家(私の部屋の階下)に写真を持って行き、Yさんから最後を聞いた。おばあちゃんは、夜中1時ごろ急に心臓が苦しくなり、急いで車で病院に向かった。最初のクリニックでは、心臓の病気は診ることができないということで、ヤンゴン総合病院へ向かった。病院に着く前に車の中で息を引き取ったという。72才だった。