タマリンド

ミャンマー絡み

ミャンマーから帰るときにいつも買って帰るお土産がある。マジー・ペレィッと呼ばれているお菓子、タマリンド・フレークだ。最初に食べたのが1994年のバガンだ。宿近くの中華料理屋で食べると、そこではいつも食事後にサービスとしてこのマジー・ペレィッが出てきた。それ以来のファンである。タマリンドの実をつぶして砂糖と混ぜ、薄く延ばしたもので、なぜだか懐かしさを憶える甘酸っぱい味がするから不思議だ。自分自身大好物なので、お土産には毎回買って帰るのだが、誰にでも喜んでもらえる。マジー・ペレィッは、「安い、うまい、珍しい」と三拍子揃ったお土産の王様である。そういやこの間、帰国子女(2年前までヤンゴンに3年間滞在)の小学生二人にこのマジー・ペレィッをあげたら大喜びだった。袋を見たとたん、「あっ、マジー・ペレィッだ!!」と大騒ぎになった。

タマリンド自体は高さ20~25mにも達するマメ科の大きな木で、東南アジアではよく見かける。こちらの説明が分かりやすい。実は、20cmあまりの茶色い大きなさやの中に入っていて、酸味が強いので料理の調味料としてよく使われている。

もうひとつ思い出した。本の紹介ページにも書いているが、私が大好きなミャンマーの小説『欠けている所を埋めて下さい』(マ・サンダー著)でもタマリンドの木が重要な要素として出てきている。ミャンマーではどこにでもある木だが、ミャンマー人にとっては特別に郷愁を憶える木なのかもしれない。