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昆明飯店 KUNMIN HANTEN
   
*2005年1月より、店のオーナーが変わりました。カチン料理はやっていませんが、現在も昆明飯店という名前で中華料理の店として営業しています。
場所
駒込(JR駒込駅東口より徒歩7分)

地図
住所
東京都豊島区駒込1-19-1 ピアレス駒込ビル201号室
電話
03-5976-4300
営業時間
5:00PM〜無制限
席数
22席
休み
月曜日
創業
2001年8月7日
客層
ビルマ人・中国人・日本人ほぼ同じ割合 (一部タイ人も)。週末はビルマ人が多い。
特徴
「中国雲南民族料理」を看板料理としているが、雲南料理の他に上海料理、ビルマ料理、シャン料理、タイ料理、そして特筆すべきは日本で唯一カチン料理を味わえる貴重な店。綺麗な店内はいかにもエスニック調という訳ではないが、ビルマのタペストリーやカチン族の人形が飾ってある。メニューがバラエティ豊かで、更には裏メニューが多いのも特徴。一番高い北京ダックでも1500円と、良心的なお値段もGood!もちろんお約束のカラオケもあり、中国語・ビルマ語・カチン語などの曲を楽しめる。


今日のアトウ

カチン料理にはアトウは没有とのこと。ということで、すぐに自慢料理に突入。

昆明飯店の自慢料理

■ アメーウミーチン (牛の胃袋と筍の炒め物)900円
最初のカチン料理がこの一品。この時期に牛...。ということで30秒ミーティングが開かれたが、食欲と好奇心に負けオーダー。「狂う時は皆一緒!」というウー・モスの言葉に大ウケ。これで安心できた(訳ないか...)。中華料理に近く、マーボー豆腐のタレを少しすっぱ辛くしたようなものに絡めてある。胃袋の凹凸にタレがたっぷり入り込んでいて美味しい。

■ 酸辣生蝦(活海老サラダ)1200円
意気込んで、本日のアトウ、カチン版をオーダーしようとしたところ、カチン料理にはアトウがないとのこと。知らなかった...。気を取り直して「お勧め雲南料理は?」と尋ねると、雲南の代表的料理だと勧められたのがこの一品。生のブラックタイガー(雲南では川海老か?)の上にとうがらし・にんにく・コリアンダーのみじんぎりをのせたもの。秘伝のソースは魚醤と柑橘系果汁の味がし、さっぱりとしている。本日食べた中で一番辛かった〜。

■ 酸辣酥豆腐(豆腐揚サラダ) 700円
木綿豆腐を揚げ、ほんのりケチャップ味のソースをかけたもの。これも雲南料理だが、日本人がイメージする中華料理にとても近い。メニューには卵揚サラダと記してあったので尋ねると、本来は卵豆腐を使う料理だそう。

■ 緬式蝦醤空心菜(海老みそ空心菜炒め)800円
ビルマでは一般的な空心菜炒め。干し海老の味がしっかりと出たこってり系の味付けは、ビルマのものよりコクがある。残念ながらこの味付けも秘密だそう。とても人気のある一品だとか。

(雲南風 魚あんかけ)1300円
他のテーブルに運ばれていくところを目敏く見つけ、オーダー。石もちを揚げたものに、たまねぎ・赤ピーマン・ネギ・コリアンダーの入ったあんをかけたもの。一見中国によくあるあんかけだが、甘酢ではなくクセのないあんにとうがらしがきいている。具沢山でとても美味しい。見た目もゴージャスでお勧めの一品。

■ カチン風 根菜類スープ 800円
カチン料理の代表的なスープ。干し筍でだしをとり、かくし味にしょうが・タマリンドを使っているよう。じゃがいも・さといも・大根・トマト・チンゲン菜と具沢山。少しすっぱく、さっぱりしていて体によさそう!


おまけ

■ 米線 (米麺スープ) 800円 おまけ!
ミーシェンと呼ばれ、上海より南の地方(雲南省・福建省など)で主に朝食として食されている。中国から輸入した米麺にあっさりしたクリアスープが美味しい。日本人の口にとてもよく合う。上にのったチキンと少しかかったラー油もたまらない。

■ 中国精進料理 おまけ
突然「上海風だよ」とテーブルの上に置いてくれた厚揚げのようなもの。弾力がある。尋ねてみると、「中国の精進料理。北京ダックなども大豆でつくるよ。」とオーナーの王さん。そういえば昨年中国で食べた精進料理のフルコースでは、ダックの足が人参だった記憶が。

■ 五目ココナツミルクデザート おまけ
ココナツミルクの中に、タピオカ・干しぶどう・とうもろこし・ゼリー・栗・さつまいもが入っている。東南アジアでよく食べられているおやつ。デザートまで頂いて皆大満足!

■ ドリンク
中国を始めとして、アジアでよく飲まれている仙草密や、ライチ、烏龍茶といったソフトドリンクが250円。ビールも各種そろっている。


店のことなど

ご主人の王 宏忠(ワン ホン ツォン)さんと、奥さんの三浦ユキさん〜帰化前の中国名、段 興嬌(ドァン シン ジャオ)さん〜が経営する店。王さんは上海でシェラトンホテルに勤務していた為、日本でツーリズムの勉強をしようと1992年に来日。中国にいる時は家庭料理を作っていた程度で、来日後、様々な料理店に勤めて料理の腕を上げ、雲南料理は5年ほど前に奥さんと出会ってからマスターしたそう。ユキさんはビルマ・カチン州ミッチーナ出身(ご両親が中国雲南省出身の華僑)で、日本語を勉強する為1985年に来日。8人兄弟の一番上なので小さい頃から料理に親しんでいた実力派。昆明飯店はお2人が持った初めての店で、当初普通の中華料理店を計画していたが、ユキさんにビルマ人やタイ人の友人が多い為、多民族料理店にしたそう。そんなお2人とユキさんの弟が作る料理はバラエティ豊かで、どれも美味しい。王さんは、「ウチの料理の良さは、1度来店しただけでは分かりません。沢山の料理があるので、何度も足を運んで自分に一番合う味を見つけて欲しいです。」と話していました。これから更にメニューを増やす予定だそう。前もって電話で予約すると珍しいものを確実に食べられるので良いと思います。きっといろいろ相談に乗ってくれることでしょう。


雑感

●初めてのカチン料理ということで期待度はかなり高かったのですが、その期待に見事に応えてくれた昆明飯店。色々な料理(しかも全て高レベル!!)が一度に楽しめるので、オススメです。調味料などは秘密だそうですので、今回は推測ばかりになってしまいました。きっとそれだけ味にこだわりがあるんでしょうね。中華風の綺麗な盛り付けも楽しめました。
(マ・スースーティン)

●駒込駅からすぐではないけれど、さほど気になる距離でもない。ドアを開けた店内インテリアはまぎれもない中華料理店。けれど壁にはミャンマーのタペストリー。メニューもミャンマー料理は最後のページ。ミャンマー料理にはあんまり力を入れていないのかなと心配になったが、食べてみるとどれもうまーい!!そしてからーい!!。決してミャンマー料理も手抜きはありません。ある人ボソット曰く、「この店手抜きのない辛さだ。」久しぶりに汗をかく料理に出会いました。雲南料理はというと、先日知人に連れて行ってもらった(普段とても行けない)某有名○○ホテルの××飯店よりも美味しいと思いました。そしてなにより驚いたのは料金。何品かサービスもあったけれど、けっこういいもの食べて2000円余は安すぎです。ミャンマーにどっぷり浸かりたい人には物足りないかもしれませんが、美味しいものをたっぷり食べたい人にはもってこいです。開店から4ヶ月この店きっと多くの人に愛されるでしょう。
(こくあん)

●店の明るい雰囲気、料理の多様さと味、ご主人と奥さんの人柄、その他全て大変入りました。中国の雲南地方の料理をメインにシャン料理、カチン料理も食べられ、しかも食べたものは皆、辛味が程よくきいた美味しい味で、とても嬉しくなりました。店内に流れているBGMはサイン・サイマオ、カラオケの画面にはサイン・ティーサインと私の大好きな歌手(二人ともシャン人)が。思わずマイクをお借りして、サイン・ティーサインの歌を一曲歌ってしまいました。ぜひまた来て、料理とカラオケを楽しみたいと思います。
(コ・ティンチョー)

●今まで訪れた11店舗は全てミャンマー料理が中心の店、今回初めてミャンマー料理「も」やっている店に来ました。ミャンマー料理といってもカチン料理、カチン料理が食べられるのは、たぶん日本ではここだけでしょう。それにしても、メニューが非常に豊富です。そのあたりのことはマ・スースーティンが書いていますが、どれを食べようか目移りしてしまいます。それでも今回はカチンと雲南料理を中心にお腹いっぱいになりました。実は、私が行ったことのある国で一番好きな料理は、中国の雲南地方(特にシーサンパンナ)の料理なんです。そのシーサンパンナで毎朝食べていたのがミーシェン。それをひさしぶりに食べることができて大満足。今度来たら、ご主人の出身地である上海料理も試してみなければ。といった具合に、今回は異色のレストラン(普通の人から見れば、今までが異色?)となりました。また、中国料理の店としてみても、食通をうならせる味だと思います。
(ウ・モス)

取材日時 2001年11月24日(土)晴? 18:00〜
飲食代 4人で8000円ちょっと
参加者 マ・スースーティン(文)
こくあん
コ・ティンチョー
ウ・モス(撮影)


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