ヤンゴンで連続爆発事件

ミャンマー時事

ヤンゴンで大きな爆発事件が連続して起きた。毎日新聞のニュース「ヤンゴン市内で相次ぎ爆発、死者数十人か」では、

【バンコク竹之内満】7日午後3時ごろ、ヤンゴン市内の少なくとも3カ所で大きな爆発があり、AFP通信によると数十人の死者が出ている模様だ。現地消息筋によると、いずれもほぼ同時刻に相次ぎ発生、連続爆弾テロと見られている。軍政当局は現場周辺を封鎖し、同時多発の爆弾テロと見て調べている。ミャンマーでは先月26日、第2の都市マンダレーの市場で爆弾テロがあり、十数人が死傷。ヤンゴンでも昨年12月21日、爆発があり死者が出た。

 現地消息筋などによると、今回の爆発のうち1カ所はヤンゴン中心部の貿易センタービル内で発生。同所では「タイ貿易フェア」が開かれていた。また、他の2カ所もショッピングセンターで発生、建物内にいた一般人が多数巻き込まれたと見られる。

 爆発直後、ヤンゴンに居合わせた日本人は毎日新聞に、「主要道路が封鎖され、交通渋滞が起きている。軍人が多数町に出ており、物々しい雰囲気だ」と語った。

 昨年12月の爆発事件では、「強いビルマ学生戦士」(VBSW)を名乗るグループが報道機関に犯行声明を送付。同グループは99年、バンコクのミャンマー大使館を占拠、人質を取って逃亡した反政府武装組織と同名。ただ、民主化運動系の放送によると、VBSWは先月の爆発事件については「無実のビルマ市民に害を及ぼす行為をしたことはない」と関与を否定する声明を出している。

 一方、ミャンマーでは昨年末から軍事政権と和解していない東部カレン州などで、国軍と少数民族武装勢力の衝突が頻発しているほか、昨年10月のキンニュン前首相の失脚により、前首相派のグループに不満が高まっているとの観測もある。

ヤンゴンからの情報によると、ダゴンセンターのシティーマート、パズンダウンでのタイの物産展会場、8マイル付近のスーパーマーケットの3カ所での爆発の模様だ。正確な状況はまだ分からないが、とり急ぎ情報をアップする。