Seven Nights in Myanmar

ミャンマー絡み

以前ミャンマーに数ヶ月滞在していたときには、感覚がすっかりミャンマー標準になってしまい、元の日本の感覚に戻るのにかなりかかっていた。じっくりと時間をかけて日に焼けた肌が元に戻るのに時間がかかるのと一緒だ。しかし、今回は一週間だけのヤンゴンでおまけに雨期だったので、ほとんど日にも焼けなかった。そのせいか、帰国後すぐに普通の日本人?に戻ってしまった。

2年ぶりのヤンゴンだったのでどれだけ変わったか楽しみだったが、私の感覚が鈍いのかあまり町を出歩かなかったためか、ほとんど変わらないように見えた。そんな中で否応なしに気がついたのが、セキュリティの厳しさだ。ホテルやスーパーマーケットの前にはテーブルが用意され、金属探知器を持ったガードマンが数人立っている。バックも開けて中身をチェックしている。

あと、ヤンゴンっ子の間での話題はあの首都移転の話。いろんな噂が飛び交っているが、いつものごとくどれが本当か誰も知らない。この話題についてはまた後日書きます。

ところで、タイトルの Seven Night in Myanmar は、知る人ぞ知る、「Seven Nights in Japan」という映画をもじったものだ。といっても私も見たことはないし、日本人で知っている人は非常に少ないだろう。何しろ日本未公開の映画だ。この映画がなぜかミャンマーで有名である。1976年のイギリスの映画で、イギリス王室の男がお忍びで日本にやってきて日本女性に恋をするというストーリーらしい。逆ローマの休日だ。日本映画で有名なのが、「Princess and Photographer」。1984年、武田鉄矢主演の「ヨーロッパ特急」という映画の英語名で、こちらも変形ローマの休日だ。両方ともある程度の年齢のミャンマー人だったら絶対に知っているはずだ。

そういえば、「Princess and Photographer を知ってる? 私はフォトグラファーで、ミャンマープリンセスを探しているんだ」などとミャンマーでバカなことを言っていたのは私でした。