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ミャンマー家庭料理 メイ・ツー / MAY2

場所
JR/千代田線/舎人ライナー 西日暮里駅より5分

地図
住所
荒川区西日暮里2-45-14 山口ビル201
電話
03-3805-5779, 080-3172-8455
営業時間
AM11:00~PM2:00 夜は予約のみ(土曜休み)
※2012年8-9月は休業予定(再開日未定)のため、再開までは、同オーナーの経営店May(メイ)をご利用ください。
席数
20席ほど
休み
土曜休み
創業
2005年
客層
日本人80%、ミャンマー人20%
特徴
シャン、インド、ビルマ族、中国、の4つの血を受け継ぐオーナー、メイさん(キンニンラインウーさん)の料理は、4つの民族の料理が少しずつ味わえる。料理が大好きというメイさんの育ってきたミャンマーの家庭料理。こじんまりとした店内はかわいらしくて、落ち着く。貸しきりパーティにおススメ!
 
 
May(メイ)
場所 JR目黒駅東口より徒歩1分、地下鉄目黒駅徒歩2分
住所 品川区上大崎2-16-1 目黒開発ビル5F
電話 03-6721-7206
営業時間
火~金 11:30~14:30, 17:00~22:30
12:00~22:00
17:00~22:00
月曜休み

 

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住宅地のマンションの2階にMAY2の明かり

 

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Welcome to MAY2

 



今日のアトウ

アソントウ

恒例のアトウのレポートです。
今回は、普段のコース料理には入っていないスペシャルバージョンで、作っていただきました。 入っているのは・・春雨、焼きそば、厚揚げ、ジャガイモ、キュウリ、キャベツ、玉ねぎ、ニンニク、など盛りだくさん!!(本来は青パパイヤも入れるそうです)そして、その味付けは・・チリソース、ナンプラー、ピーナツ&ゴマを炒ったもの、タマリンド、キナコ、トウガラシ、干しエビの粉。 見た目もボリュームがあり、期待に胸を膨らませて、まず一口。少しピリッとして、いっぱい入った具から出た旨味がたまりません!ご飯もいけますが、お酒にも合います!!ちょっとワイルドに、ほおばって食べたい一品。本当においしいです。

ミャンマーでは、主に朝ごはんで食すとのことです。また友人がお家に来た時に作ったり、マーケットでも販売されているようです。 具材・調味料の多さに、かかった手間暇を想います。お料理は愛情。作り手の愛を感じたアトウでした。
by こにたん

 

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アトウだけど腹いっぱい

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具だくさんの焼きそばみたいだけど、アトウ

チェ・ヨウ・トウ(骨付き鳥肉のサラダ)

ドレッシングがたっぷりかかっていたので、オーノカウスェ(ココナツミルク麺)かと思いきや、かなり凝ったサラダでした。鳥のいろいろな部位(鶏肉、皮、モミジ、モツetc)と野菜を、きな粉と酸味の利いたドレッシングで和え、さっぱりとしたした中にこくも感じられるサラダでした。たまに舌に当たる青唐辛子のピリッとした刺激は、暑い夏に最適な一品です。
by こくあん

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鮮やかな黄色

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鳥尽くし

 

MAY2の自慢料理


ウェ・ウン・シャウン(マンダレーの豚肉ソーセージ)

マンダレーでは高級品だという。香辛料のきいた、中華料理で食べたことがあるような味。ソーセージというが、日本だとサラミに近い。見た目、透明感があって、甘みのある濃い味。ジューシーで、つまみにGOOD!
by ザベー

 

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ミャンマーからやってきた

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飴色に輝く

 

ウェッナウンヨウジョー(豚のスペアリブ揚げ)

やや硬いが、噛むほど味が出てきて、香辛料も効いていておいしい。辛味はなく、塩コショウをしてあり醤油味に近い。普段ミャンマーの家で食べる料理ではなく、レストランで食べられる料理。
by AYA

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撮影前に2個食べられてしまった

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レモンで引き立つ

 

ナンジートウ

見た感じ、パスタ料理のカルボナーラに似ている。ポリューム感がある。食べると、ムニュとしていて歯ごたえがあり、そこもカルボナーラに似ている。しかし味は、奥深い。口にミャンマーの密林の涼風が吹き渡る感じがある。スーッ、と何かが通り過ぎる。エキゾチックな顔立ちのお店のママさんに作り方を聞いた。鶏肉を大蒜(にんにく)と生姜(しょうが)で炒め、ココナツミルクを加える。そこに平麺を投じ、あえる。仕上げに豆乳とナンプラーで味を調える。これで完成。わりと簡単。この作り方もどこかパスタ料理に似ている。これはマンダレーの料理で、主食としても副食としてもよく食べられているとのこと。またお祝い事があったときなどに、お坊さんに食べていただくものらしい。この料理の肝(きも)はココナツミルクにあるように私には思えた。全体をマイルドな味にしている。奥床しくしている。それはミャンマー人の人柄に一致してくる。味は人、人は味、なのであった。
by アジ春亭

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見た目、ミャンマーのカルボナーラ

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モチモチ緬とマイルドな味

 

ダンバウ

金色に輝く炊き込みご飯がテーブルに置かれた。ご飯に交じってカシューナッツ、レーズン、ニンジン、オニオン、豆等が混ざり、スプーンでご飯を突っつくと、中から骨付きチキンが宝物のように掘り起こされる。これ、インドや中東を中心とした非中華圏のアジア全土でポピュラーなチャーハン、「ビリヤニ」そのものではないか! ミャンマーが英領インドの一部になった頃、インド本土から伝わったらしい。その後は日本で言うラーメンやカレーのように本国料理の一ジャンルとなった外来食として定着。ほんのり香るシナモンやターメリックと共に食材がはっきり生かされた味わい。カレー風味は若干抑えられ、レーズンの甘さが余韻を引く。ドラマで言えば主役はあり得ないけど、何となくインパクトの残るチョイ役の外人役者って感じか。
by Ling Mu

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骨付きチキンが中に隠れている

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レーズンの存在感

 

モヒンガ

実は、私はモヒンガがあまり好きではない。ミャンマーの朝には欠かすことのできない緬料理だが、あの独特の臭みと歯ごたえのない緬が苦手だった。メイさんの作るモヒンガはちょっと違った。臭みは少なく味にコクがあった。ダシには定番のナマズ以外に日本のサバも使っているという。緬は日本のソーメン、日緬合作のモヒンガだ。これだったらおかわりしたくなる。
by ウ・モス

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ミャンマーではモヒンガをスプーンで食べるが、日本では箸。

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青菜があざやか

 

 

番外編


ミャンマーふりかけ

テーブルソルトならぬ、MAY2名物のテーブルふりかけ。これだけでご飯が何杯でも食べられる。無料です。

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お好きなだけどうぞ

 

ラペッイエ

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笑顔でラペッイェもさらに美味しく

 



店のことなど

店名のMayというのは、オーナーのエイン・ナメー(家で呼ばれていた愛称)。メイさんがお母さんやおばさんから教わった家庭の味を再現している。メイさんは、ミャンマーで看護婦をしていたが、95年に、先に来ていたおばさんに呼ばれて日本へ。ミャンマーの家庭料理を日本の人に食べてほしいという夢を持って働いてきて、2005年ごろ、西日暮里にMay、翌年目黒にMay2を出店。昨年は病気をして、Mayを1年間閉店した。仏教徒のメイさん、「ブッダが導いてくれた場所(現在は日本)で精一杯、生きて、楽しく過ごしたい」と、常に前向きで現状を否定しない。まっすぐな目をした、非常に魅力的な女性だ。

「ミャンマーの家庭料理はシンプルで食べ飽きない。私のつくる手料理を楽しみに来てもらえたらうれしいです」とメッセージをくれた。
by マザベー  

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ありがとうございました

 

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今回の出席者


雑感

●シンプルな家庭料理を売りにしている店だが、今回、「珍しい料理」をと依頼したので凝ったものが多く、他店との比較が難しい。通常のラペトゥやトマトのアトゥも食べてみたかったなあ、と思う。メイさんが料理好きなので、普通の料理もきっと美味しいのではと思う。ミャンマー人オーナーは、どの店でも素朴で、話していて日本人にはない安らぎを感じるが、この店のメイさんはミャンマー人らしい素朴さとともに、強さと透明感を感じる。魅力的な人だ。今度は目黒店に行ってみよう。
(マザベー)

●広過ぎず狭過ぎず、静かでゆっくりできる。厨房(キッチン?)が客席から見えるため、調理中の様子が見えるのが楽しい。外観は一人では少し入りにくい雰囲気。
(AYA)

●駅からは少し入り組んだ道を進み、閑静な住宅街にひっそりとたたずむお店です。大竹しのぶさん似の店長さんの、素敵な笑顔が印象的でした。お料理はもちろん全部おいしいです☆こちらのお店(2号店)はしばらくお休みになってしまうということなので、次回は、目黒の1号店に行きたいと思います。
(こにたん)

●駅を降りてから路地裏に入り、行き着いたのは一軒のマンションの一室。そう言えば高田馬場にも、一室の扉を開けるや無数のミャンマー人がビルマ語カラオケに興じている怪しい隠れ家的なお店があるので、ココもそんな感じかなと一瞬思ったが、全然違っていた。いかにも女性が切り盛りしていそうなきれいでこじんまりとしたお店。内装もマンション仕様で、二、三か所のテーブルとキッチン。食材は片隅の冷蔵庫から取り出している。そして小柄で気さくな雰囲気の店長さんと新婚ホヤホヤという笑顔の可愛らしいウェイトレス。このコーナーのために裏メニューをいっぱい出してくれる等、ミャンマーホスピタリティの出し惜しみは無い。レストランで食事していると言うよりホームパーティーに参加しているような錯覚を覚えた。
(Ling Mu)

●どのミャンマーレストランも店員さんは、たいがいミャンマー人らしく穏やかで愛想がいいものですが、ここのお二人はそれに加えてキュートで、食事の時間をいっそう心地よいものにしてくれました。お腹も心も満足させてくれるお店です。こんどは是非ランチを食べに行きたいと思います。
(こくあん)

●不思議な空間だった。写真を見返していてそう感じた。住宅地のマンションの一室だからか、ひさしぶりに夜開店したためか、我々だけで借り切ったためか、メイさんの人柄なのか。いずれにしても、静かに時間を過ごせる居心地のいい場所だ。が、MAY2はしばらく店を閉めるという。スタッフが確保できたら再開するそうなので、それまではメイさんのもう一つの店、目黒のMAYにどうぞ。

ところで、私は9月17日にヤンゴンへ引っ越すことになった。「ミャンマーレストランに行ってきた」シリーズは2001年から始めたので、もう11年。私が日本にいなくても続きます。メインライターはこれまで通りマザベーが、カメラマン役はこくあん氏です。日本で記事と写真ができたら私はヤンゴンでページ作りをします。これからもよろしく。
(ウ・モス)

 

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最後に私(ウ・モス)も写りました

取材日時 2012年8月8日(土)19:00〜
参加者 マザベー
こにたん
ワインワイン
FUMIE
アジ春亭
こくあん
Ling Mu
ウ・モス(撮影)


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