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紹介レストラン
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 邁 MAI
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 シュエピータン

邁 MAI
*2005年9月の情報では、邁は既に閉店しています。
両隣にあった雑貨屋も閉店しているそうです。「リトルヤンゴン」と以前は言われていた中井ですが、ミャンマーの姿がすっかりなくなってしまいました。
場所
中井 (西武新宿線中井駅より徒歩7分)

地図
住所
新宿区中井1-9-9
電話
03-5925-3795
営業時間
5:00PM〜2:00AM
席数
約22席
休み
月曜
創業
2001年2月
客層
ビルマ人8割、日本人2割
特徴
店の看板には「アジア創作料理」と記されており、ビルマ料理・台湾料理・タイ料理がメニューにある。内装はそれほどアジアっぽくないが、シンプルかつ清潔で感じがよい。カラオケが置いてあるものの、歌う人はいなかった。時間が早かったから?中国系ビルマ人であるオーナーの曹さん(ビルマのニックネーム:アハゥン)は日本の食品衛生責任者の資格を持ち、今日で勤務4日目という新店員のマ・キキサンは実家がビルマ料理店を営んでいるそう。この2人が作るビルマ料理の味は...。


今日のアトウ

■ タイ風パパイヤのサラダ 800円
「お勧めアトウッは?」と尋ねて返ってきた答えがこの1品。タイではソムタムと呼ばれ、バンコクに住んでいた頃よく食べていた私の大好物。「ビルマ料理を食べに来たのに?」との声もあったが、「この店のお勧めなんだから」という説得力のあるウ・モスの一声で、即オーダー。さすがリーダー! 「辛いっ!」という邯鄲虫さんの同居人・紫さんの第一声。「ビルマ人にはもっと辛くするよ」と、曹さん。味付けはビルマ風。魚醤の香りがたまらな〜い。

■ ピリ辛うどん(スープ付) 750円
うどんをきなこ、魚醤油、タマリンドの汁、レモン汁少々で和えたもの。この店の、ナンジートウッは、かなり美味しいと思う。スープも香草の香りが良いあっさり味で、よく合う。


邁の自慢料理

■ 豚肉とにがうり炒め 550円
メニューを見た途端「沖縄料理みたい〜。」とは、邯鄲虫さん。干しえび、玉ねぎ、にんじんなども一緒に炒めてある。中華風だが、後味はビルマ風。一同、「ビルマでは見かけないね。」

■ 台湾香腸 450円
この名前に惹かれてオーダー。台湾から輸入した中華ソーセージ。少し甘い。ビルマにも同じものがあるが、更に甘く油っこい。赤ももっと濃いような気がする。タミンジョー(焼き飯)に時々入っていて避けて食べた記憶が...。この台湾香腸が本来の味か〜。これは台湾風の勝ち!

■ 春巻 500円
一般的な中華味。春雨・木耳・椎茸などが入っている。ソースは東南アジアに多い、甘辛いチリソース。

■ ホタテシューマイ  500円
これもマイルドな中華味だが、タレは独特。最近帰国してしまったお姉さんが作り置いていったもの。生姜・ニンニク・魚醤・タマリンドの汁などが入っているそう。

■ 野菜カレー 600円
大根・ゆで卵・ジャガイモ・インゲン・オクラ・茄子・えびなど、具だくさん。それぞれに良い味がしっかりついていて本当に美味しい。「ビルマカレーに大根が入ってるのを食べるのは初めて」という声があちこちから。

■ ごはん 200円
おかずとごはんをオーダーすると、野菜スープ・生野菜(キャベツ・キュウリ・人参・玉ねぎ・生ニンニク・とうがらし)・ガピジョー(ミャンマーふりかけ〜エビ・ニンニク・玉ねぎ・とうがらしなどを揚げたもの)・ガピイェ(発酵させた魚ペーストを水で溶きニンニク・とうがらしなどを加えたもの)がついてくる。これはポイント高し!特にガピジョーはたまらなく美味しく、お願いして少し頂いて帰ったほど。

■ ミャンマービア 500円
宴も終盤にさしかかり、アルコールご法度(?)の企画であるにもかかわらず、ちょっぴり飲んじゃいましたね~。今日曹さんに教えてもらって初めて知り、壁にはってあったポスターを良く見ると、2000年 World Cup Beer ヨーロピアンスタイルのピルスナー部門の銅賞受賞と書いてあった。


おまけ

■ ランブータン&ライチのシロップ漬け、魚せんべい
曹さんからランブータンとライチのシロップ漬け、マ・キキサンから魚せんべいを頂いた。大喜びしていた紫さん、いなくなったと思ったら満面の笑みを浮かべ、隣のビルマ雑貨店でGetしたランブータンとライチの缶詰を抱えて帰ってきた。キュート! 「沢山オーダーするとおまけがあるかも。」と曹さん。お楽しみに。


店のことなど

 とにかく美味しい!ビルマで食べる味そのまま。「最近輸入調味料などが以前より安く手に入るから、その分を還元して値段を他店に比べて抑えてある」と曹さん。(随分おまけして頂いたがそれを除いても)確かにそう思う。
 店名の「邁」は日本語の邁進するとビルマ語の「マイデー」(素晴らしいという意味)をかけたものだという。台湾で調べてもらったところ17画で字画も良かったので決めたとのこと。
 オーナーの曹さんは、19年前にビルマを出て、3年台湾で暮らし、日本滞在は16年になる。ビルマ・台湾では大工の仕事をし、来日するまで料理を学んだことはなかったそう。日本でのバイトがどれも飲食店だった為、料理を覚え「邁」の開店に至る。日本人の奥様とは結婚して3年半。お家でも美味しい料理を作っているのかしら?
 今年2月にオープンしたばかりでまだあまり知られていないようですが、味も人も最高なのでおススメです。

今日は総勢6名という大所帯になってしまいました。おかげで、いろんな料理をたべることができて満足。サービスでデザートもたくさんいただいたし。曹さん、マ・キキサン、ありがとう。


雑感

●今回は、ウー・モス、邯鄲虫さん、紫さん、こくあんさん、後藤さんの友人ゾウさんと、6人も集まり楽しかった。かっこよくて優しい曹さんと料理上手で素敵なマ・キキサンのゴールデンコンビに会いに是非出掛けて下さい!
(マ・スースーティン)

●今回はマ・スースーティンが執筆担当となったので安心して食事に専念、大いに楽しみました。バンダナ姿もカッコいい店主、ソーさんがとにかく親切でサービス満点。この日たまたま同行することになった私の同居人も「おいしい!」を連発。で、私が思わず催促してしまった(恥) お土産のンガピジョーも後日再びたっぷりと楽しませて頂きました。マ・キキサンから教えていただいたインド豆の天ぷら。店隣の雑貨屋で仕入れた豆と米粉で作ってみましたが、美味しかったですぅ〜!)またこの日は、突然のご自宅訪問となった中井の元写真屋さんで戦時中「泰緬鉄道」建設に関わったという方から伺ったお話も時間が足りないと思えるほど興味深く、濃密かつ充実した一日ではありました。
(邯鄲虫)

●今回はじめて参加させていただきましたが、料理の美味しさにも増してお店のお二人のご厚意が感動ものでした。また食べに行きたいです!!!
(紫)

●今回は女性陣多数で、マイの店長曹さんもとても感じが良くて楽しくミャンマー料理を食べてきた。店と料理については女性に任せて、この町中井についての雑感を書きたいと思う。数年前までこの小さな町に千人いやそれ以上のミャンマー人が住んでいた。ミャンマーのお坊さんの居るナカイパヤーやミャンマーの写真を店前に飾る菅野写真館などあって、まさにリトルヤンゴンと呼べるところだった。この町を歩くと必ず何人ものビルマ語を話す人々とすれちがった。今回久しぶりにこの町に来て駅からマイまでの道すがらミャンマー人とは一組すれちがっただけだった。中井からミャンマー人が離れていった理由は色々あるようだが、ナカイパヤーも移転し菅野写真館も店を閉め、以前のリトルヤンゴンの活気は今は感じられない。戦中派でミャンマー人の面倒を見てきた菅野さんは寂しそうに「火が消えたようだ」と語った。でもきっと陽気なミャンマー人のこと、他の町でしたたかに元気で頑張っていることだろう。そんななか、ちょっと取り残された感のある「マイ」であるが、曹さんとても感じよく料理も旨いし安い。なんだか応援したくなる店だった。なんといっても彼、江口洋介似?で、なかなかの雰囲気を持った男だ。女性陣よ、エスニック料理に興味なくても行ってみる価値あるとおもいます。
(こくあん)

●ひさしぶりの中井でした。こくあんさんも書いていますが、リトルヤンゴンと呼ばれていた頃と比べるとずいぶんとさびしくなっています。でも、がんばっている店も。この邁もそうですし、両隣のミャンマー雑貨店も営業しています。以前トップがあった店舗を引き継いだ邁。台湾でにも住んでいた彼の作る料理は、ビルマ料理を基本に、中国料理やタイ料理のメニューも。ンガピにつけて食べる生野菜がサービスで出てくるところなど、かなりのこだわりを持っています。あと、ミャンマーふりかけのンガピジョーも出てきました。これだけで、ごはんを軽く2杯はいけます。といった店ですから、この近くに来たときはぜひ寄ってみてください。ところで、今回の女性陣がもっとも気に入っていたのは、ズバリ、店長の曹さん。そのうち客の半分は日本女性になるのでは。
(ウ・モス)

取材日時 2001年9月15日(水)曇り17:00〜
飲食代 6人で8830円
参加者 マ・スースーティン(文)
邯鄲虫

こくあん
コ・ゾーゾーフライン
ウ・モス(撮影)


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