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■ ウェッナーユェットウ(豚耳サラダ)700円
■ チェッヒーンアーティートウ(ニガウリのサラダ)700円 ■ モッヒンガー(魚のスープとそうめん)800円 ■ サッターチャウ(干し鹿肉揚げ)700円
キンイーさん(右)は、オーナーのピューさんのお姉さん。お父さんが中国人で、お母さんがシャン人のバモー生まれだ。ミャンマー北部の出身らしく、日本人とよく似た風貌。「食べ物もよく似ていて、日本に来ても違和感がなかった」そうだ。ミャンマー人向けに美容室をやったり、下落合で店を開いたりして今に至る。来日10年強となるが、年中無休で朝5時まで働いていたら日本を楽しむひまもないでしょと言うと、「私たち姉妹は『強い』の」。多分、意志が強い、ってことだろう。頑張り屋という感じがした。将来の夢を聞くと、生活を安定させて日本にも家を持ちたいという堅実な夢とともに、仏教を極めたいと真摯な一面を見せてくれた。店で働くラニーさん(左)はカンボジアの女の子。
●カラオケスナックのような店内、ガンガン歌いまくるお客さんたちのなかに日本人が入るのは勇気がいるけど、お客さんもお店の人もつかず離れず、ときにはおせっかいに面倒を見てくれる感じが、現地にいるときのまんま。隣の席のお客さんに「ビルマ語で『午後』ってどういうんですか」なんて聞くと、日本語ビルマ語まじりで一生懸命説明してくれたり(というのも日本語の『午後』はビルマ語で1つの言葉で言い切れないため)など、日本社会に普通に暮らしていると出会わないコミュニケーションがいっぱいあって、現地を彷彿とさせ、ちょっとうれしい。 ●マンションの階段を上がっていくと、とある一室から何語かわからないカラオケの歌が大きく響いてくる。その店内を覗くと、スナックのボックス席風シートに座る数人の男性客。と書くと、ずいぶんとあやしい雰囲気の店ですが、ご心配なく。ここは、ヤンゴンのダウンタウン(十分にあやしい?)。キンイーさんは気さくで、話しはじめるとなかなかなかなか止まらない楽しい人。お茶を頼むと、客だった隣の席のおじさんが持ってきてくれる。カンボジア人のラニーさんははにかみながらの笑顔。こんなところだから、楽しくないわけありません。それに、鹿の干し肉(はじめて食べたのは、ナガに行く途中の小さな村)もありますし。異国『情緒』じゃなく、本当の異国に浸りたい方はぜひどうぞ。
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