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紹介レストラン
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オリエンタルキッチン Oriental Kitchen
   
■2008年10月に閉店になりましたが、同じ場所で新しいミャンマー料理(カチン料理)の店『マリカ』が開店しました。
場所
高田馬場(JR高田馬場駅早稲田口徒歩5分)

地図
住所
新宿区高田馬場1-25-29サンコルビル3F
電話
03-3204-8838
営業時間
ランチ 11:00 AM 15:00 PM
ディナー 5:00 PM 11:00 PM
席数
30席
休み
無し
創業
2001年3月
客層
ビルマ人と日本人半分ずつ(他のアジア人も少し)
特徴
あえてビルマを打ち出さず、アジア各国料理店として、ビルマ・タイ・ベトナム・インドネシア・インド・韓国・中国料理を提供している。店の外の看板が立派で入店前から気合を感じる。ドアを開けるとパリッとした男性(オーナーのMyo Theingさん)が気持ちのいい挨拶で迎えてくれた。店内は白を基調とし、観葉植物が多数置かれ、ビルマらしいものと言えば壁のタペストリー1枚(プラスお約束のカラオケセット)だけ。
日本人客にたくさん来店してもらおうと様々な気遣いがなされている。多くの日本人が苦手とするパクチー(コリアンダー)を混ぜ込まずに添えるだけにし、メニューには「味のリクエストOK」 「今日の気分でホット・スウィート・ファジー」と書かれてある。(ファジーとは「辛みを抑えて酸味を足す」といった細かい要望にも答えてくれるという意味)また、目でも楽しんでもらおうとシンプルが故にお洒落な器を用いて盛り付けを工夫したり、気持ちよく食事してもらう為制服を着用している。イタリアン・カリフォルニアフレンチ・有名和食店でのアルバイト経験を活かし、「店」という形をとても大切にしている。

落ち着いた雰囲気の店内 (デートにぴったり?)


今日のアトウ

■ 豆腐のヘルシーサラダ 680円
お勧めアトゥと紹介されたのがこのダル豆の黄色い手作り豆腐。シャン豆腐より少しやわらかい。タマリンドウをベースにしたソース、ナンプラー、砕いた干しエビ、レモンの葉(レモングラスではない)などと和えてある。レモンの葉の爽やかで上品な味が普通のトウフトゥと異なる。「まず口を爽やかにしてくれるからちゃんと前菜になっている」とはプロのこくあん氏。


オリエンタルキッチンの自慢料理

■ 有機野菜のバーニャカウダ 780円
イタリアンでお馴染みのバーニャカウダを少しアジア風にアレンジしたもの。他のアジア料理店にない料理として勧めてもらった。とにかく可愛い。カットされたきゅうり・レタス・キャベツ・パプリカ・パクチー・インゲンを、トマトをベースに干しエビや唐辛子などをいれた温かいソースにつけて食べる。ピリッとしているが上品な味。

■ バズントウッ(大エビのトマト煮) 1,200円
立派なエビをトマト・チリ・油のソースで煮込んだもの。エビ味噌の味がしっかり出ておりコクがある。トマトの酸味はあまりしない。他の料理よりもビルマらしく油を沢山使用しているが実際食べてみると油っこくない。マイルドで洋食に近い味。

■ あんかけビーフン  850円
「これもまた上品。」と今日は珍しく「上品」という言葉を連発するウ・モス。ビーフンにかけられたあんには豚肉・エビ・キャベツ・ニンジン・もやし・ピーマン・ニラが入っている。酢の酸味が少し入ったさっぱり中華。

■ オリエンタルグリーンカレー  750円
一見シチューのよう。タイで食べるグリーンカレーより大きめの具は鶏肉・ニンジン・ジャガイモ・筍・ピーマン・とうがらし。後で少しピリッとするが、ココナツミルクたっぷりでグリーンカレーが苦手なマ・サンダーもOKなマイルドさ。



■ ライス  200円


デザート(2種)

*4人で食べやすいよう分けて盛り付けてくれた。このような心配りが随所でみられる。

■ オリエンタルチーズケーキ  400円
チーズのクセはあまりなく、ココナツプディングのよう。日替わりソースがかかっている。
本日はストロベリーソース。

■ タピオカ入りココナツミルク  400円
東南アジアそのままの味だがほんのりピンクで可愛らしい。冬は温かいものを出す予定だそう。


チーズケーキとココナツミルクを盛り合わせにしてくれました



デザートの向こうには、今日のきれいどころ?2名


■ ドリンク
マンゴ・ライチ・グァバ・ココナツミルク・ラペイエなどのソフトドリンクが各300円。ビールは、ミャンマー・タイガー(シンガポール)・シンハー(タイ)・バーバーバー(ベトナム)等各国のビールを楽しめる。また、ワイン・カクテル・自家製サングリアもあり。


■ おまけ ≪今日の格言≫
「酒を飲まない方が料理を最後まで楽しめる。」と突然ウー・モス。確かに宙に浮かず味わって(全神経を集中させて?)食べることができますね。そして「酒止めようかな」とポツリ。しっかり聞きましたよ! ちなみに今日のキーワードは「上品」。




店のことなど


オーナーの Myo Theing さん

オーナーのMyo Theingさんと妹のMee Meeさんはヤンゴン出身の華僑(ご両親は中国福建省出身)。Myo Theingさんは5年程前に来日し(現在日本人の奥様がいる)、1年後Mee Meeさんを呼んだそう。Myo Theingさんがホールを、Mee Meeさんと2名のビルマ人男性(内1名はビルマの調理師免許所有)が調理を担当している。Mee Meeさんによると、以前から商売を始めたいと思っておりアルバイトで学んだ飲食業を活かして店を始めたのだとか。彼女は店を更に繁盛させようと懸命で、誇りと向上心に満ち溢ふれているように感じられた。「日本人の好きなところは仕事を一生懸命頑張るところ!」と言い切るMee Meeさんに、自由人のウー・モス&こくあん氏(お2人とも素晴らしいスペシャリスト)、もうすぐ自由人になるマ・サンダー、そして放浪癖のあるスースーティンの4人はなんと言っていいものやら...


雑感


今回のメンバー

●Myo Theingさんのスマートな接客と、ハキハキと質問に答えてくれるMee Meeさんの姿がとても印象に残りました。ディープでない友人(?)も誘ってまた行きたいです。
(マ・スースーティン)

●本当にここはアジア料理屋さん?という感じの内装。とてもシンプルにスッキリとまとめらていて、今までに行ったことのあるミャンマーレストランとは全然違う雰囲気のお店でした。料理の方も全体的にさっぱり&マイルドで食べやすく、特にグリーンカレー!独特の匂いとあまりの辛さで一度食べて「これはダメだ」と思っていた私が食べられたんです。それも、おいしく。アジア料理に興味はあるけどはちょっと苦手…と思っていた方、まずはここから試してみてはいかがでしょう?
(マ・サンダー)

●店に入るときからウ・モスがこのレストランの特徴を見抜いていました。入り口の看板を見てこの看板「ちゃんとしている」と一言。(他の店がちゃんとしていないということでもないだろうけど)すべてにおいて日本的にちゃんとしている店でした。レストランとして心地よいインテリアや接客態度、洒落たイタリアレストランで出てくるような綺麗な盛りつけ。店長の「日本の良いところはきちんと学んで生かしていきたい」というポリシーがしっかり生かされ素敵なレストランに仕立てられていました。味は、パンチの効いたミャンマー料理を好む人には物足りないかもしれませんが、エビのトマトソース煮などはとてもこくがあり洗練された味を出していました。エスニック料理を心地よくゆっくり食べたい人、彼氏彼女を誘って行くにはもってこいの穴場的レストランでした。
(こくあん)

●「この店は他のミャンマーレストランと比べてどうですか?」と、妹のMee Meeさんが一生懸命に聞いてきました。兄、妹とも客の様子を見て少しでもいい店にしようと努力しているのが伝わってきます。東京にある普通のミャンマーレストランとは違い、日本人がメインターゲットの店です。『ビルマ的』なものはインテリアにもメニューにもあまり出していません。黙っていたらミャンマー人がやっている店とは気づかないかも。料理はというと、盛り付けも味も「上品」。うん?そういや、以前ヤンゴンで一度訪れた、ビルマ料理専門の高級レストランで食べた味に似ている。味に繊細さがあるんです。ビルマ料理はちょっと・・・という人はぜひここで試してみてください。ところで、今回はこのシリーズの初心に戻って酒抜きでした。最初は何か物足りなかったけど、食が進むにつれて快調快調。最後まで食事が楽しめました。たまにはいいですねえ。そう、「いつも」ではなく、「たまには」です。
(ウ・モス)

取材日時 2002年10月22日(火)晴れ? 19:30〜
飲食代 4人で7460円
参加者 マ・スースーティン(文)
マ・サンダー
こくあん
ウ・モス(撮影)


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